やる気・意欲のある弁護士を探す方法
やる気・意欲のある弁護士を探す方法
弁護士に依頼する時、やる気のある・意欲的に取り組んでくれる弁護士に依頼したいと思うのではないでしょうか。
ダラダラと事務的に仕事をするより、依頼者に寄り添って前向きに仕事してくれる弁護士に依頼したいですよね。
そこで弁護士の「やる気」「意欲」を見分けるポイントをご紹介したいと思います。
事務所が大きいか・小さいか
何十人も弁護士を抱えている法律事務所から、個人で開業しているような弁護士事務所までいろいろな規模の事務所があります。
大きい事務所の中でも、個人的には頼りになりやる気のある弁護士に出会えることもあります。
小さい事務所であっても、アットホームでなんでも相談できる雰囲気のある弁護士だったということもあります。
ですから、大きければ安心とか小さければ親身になってくれる・・と一概に判断することはできません。
一方で事務所の方針を知る方法として「広告」があります。
テレビやインターネットで派手な広告をして、浅く広く仕事をしている弁護士が問題になったこともあります。
アディーレ法律事務所の問題
ですから、その弁護士事務所がどのように新規依頼を獲得しているかを確認するのも一つの方法です。
派手な広告で客を集めているのか・それとも地道な広告や口コミや紹介で客が集まっているのか・・それをある程度知っておくと安心です。
具体例:Googleのストリートビューで事務所の外観が分かる。事務所の公式サイトに写真があればそれもチェックしておく。写真で雰囲気がつかめれば良い。
質問してくるか・質問できるか
弁護士の方から質問してくるかも大切なポイントです。
依頼解決のためのやる気があれば、弁護士の方からある程度質問してくるはずです。
早く話を切り上げたそうな雰囲気であったり、やる気のなさそうな感じであれば依頼するのを考え直したほうがよいかもしれません。
さらに、弁護士に質問しやすいかも大切なポイントです。
質問しにくいような対応であったり、素人は口を出すなというような雰囲気であれば話しにくいですよね。
わからない部分があれば教えてくれたり、依頼の前に費用面などの疑問を解決してくれる姿勢のある弁護士であれば安心です。
依頼者の身になって考えてくれる弁護士であれば、やる気のある弁護士ということでもあります。
具体例:無料相談などで弁護士の方から質問してくるかを確認しておく。
態度がエラそうか・怖いか
弁護士というと、とっつきにくい・偉そうにしているなどの印象を持たれる方もいます。
実際はそうでなくてもそのような印象を与えてしまっている弁護士もいるのかもしれません。
仕事を依頼する時に、その弁護士の「人格」を重視するのか・それとも「腕とやる気」を重視するのか、依頼する時にそれを考えておきたいものです。
人格と腕の両方を兼ね備えている弁護士を探すのはなかなか大変かもしれません。
誰でもそうですが完璧な人間は存在しないからです。
人格的に素晴らしい弁護士でも裁判に有利な判決を引き出せなければ、結果としては失敗したことになります。
腕が良い弁護士であっても人間がなっていない人であれば、その弁護士に依頼はしたくないと思う方もいらっしゃるでしょう。
ですから、自分に合う弁護士を探すことが大切です。
人付き合いはお互い嫌なところを補い合うものですが、弁護士と依頼者との関係も似たようなものです。
とはいえ、依頼者には「弁護士を選ぶ権利」があるわけですから圧倒的に有利な立場です。
自分との相性をしっかりと見極め、依頼したいと思う弁護士を探しましょう。
具体例:依頼者側が弁護士を選ぶことができる。
地元の法律相談に出ているか
市町村の法律相談会が開催されることもあります。
多くの場合は地元の弁護士が出席しているケースも多いようです。
法律相談をきっかけにしてどんな弁護士なのかを知る機会にもなります。
法律相談という場で、困っている人を助けたいと思っているやる気のある弁護士と考えることもできます。
一方で訴訟で忙しい弁護士は、無料相談会になかなか出る時間もないことがあります。
また、相談会は一定の時間を拘束されてしまうので、それを避ける弁護士がいるのもなんとなく理解できることではないでしょうか。
法律相談に出ているのが良いのか・出ていないので忙しく仕事を依頼されていると考えるのか、その見極めが難しいところです。
具体例:自分が住んでいる市町村で無料相談会が開催されているか調べてみる。市町村の公式サイトや毎月発行される広報で告知されていることもある。
飛び込みでの依頼か・紹介者経由の依頼か
弁護士に相談する時、すでにその弁護士に依頼している人に紹介してもらう方法があります。
さらに法律相談などを経由して紹介してもらう方法もあります。
それとは反対に、飛び込みで相談したり電話をかけて弁護士に依頼するという方法もあります。
しかし、相談者の有無や依頼の経路によって弁護士の対応が変わる場合には、あまりその弁護士にはやる気が感じられないといえます。
もちろん紹介者の有無で対応が変わるというのも理解できることでもあります。
というのは弁護士という仕事の性質上、いろいろな人が接触してくるからです。
本当に困っている人もいれば悪意を持って近づいてくる人もいます。
そう考えると紹介者経由での依頼者だと弁護士も安心する面はあるといえます。
具体例:依頼の方法によって弁護士の態度は変わっているか、できれば確認しておく。